2016年8月26日金曜日

ミシンの膝上げに革を巻く


 ミシンの膝上げ装置のレバーの膝当て部分です。このまま使っていても問題はありませんが、服装や季節によってはなにかカバーが付いているほうが快適に使うことができますね。カバーが付いているほうが、部品の痛みも避けることができそうな気もします。



 いろいろなやり方があるとは思いますが、私が最も簡単だと思っているのは、一回り大きく切った革に一周穴をあけて、糸で絞ってしまう方法です。



 今回は、合成シニューを通してぎゅ〜っと引っ張り、きつく結び合わせました。そして、ライターで結び目のあたりを溶かして固めて完成です。

 この方法だと、何台かまとめてやっても、さほど苦になりません。



 取り付けると、このような感じです。私にはこれで十分ですが、クッション素材などを入れても良いかもしれません。その時は、革をもう一回り大きくですね。



 時間があるときには、このように表裏に革を貼って、縫い合わせたりするのも良いですね。


2016年8月13日土曜日

ブックウェイト


 ブックウェイトを久しぶりに作りました。私はなぜか文鎮が好きなのですが、これも文鎮の仲間で、本を開いたまま閉じないようにするための重りです。



 このような感じで、本に載せて使います。もっと長く重く作ると、武器にでもなりそうな形で、このブックウェイトを見ていると、おかしな妄想が始まりそうになります。



 両端に重りが入っていますが、全体は柔軟性があるので、片側を本に載せて、片側は机の上にという置き方をしても、道具として違和感はありません。



 なかなかのバランス感覚。ブリッジ押えとでも言いましょうか。いざという時にはこんな技できますが、いざという時が何なのかは、さっぱり思い付きません。

2016年8月12日金曜日

サイトの表紙:2016-08


 お正月からサイトの表紙の画像を変えていませんでしたが、表紙にちょうどいい作品画像がなく、とりあえず最近作った小さなパネルを載せました。

 カービングは小さなもので、以前も表紙に使ったことのある練習カービングです。そのまま机の引き出しに入っていたので、額の作り方の試作に使いました。

 できれば、年内にもう1回変えられるようにしたいのですが・・・。まだ4ヶ月以上あるのに、自信なしです。

 

2016年8月5日金曜日

あきた舞妓の劇場に行ってきた


 今年開業した、あきた舞妓の劇場に行ってきました。併設されたカフェには何度か行きましたが、劇場は初めてです。我が家からは徒歩3分位ながら、予約が必要ということで、なかなか見に行く機会がありませんでしたが、竿燈祭り期間中は予約なしでも見ることができると聞き、行ってきました。

 このお二人が舞を披露してくださいます。そして、舞の後には写真撮影会もあり、舞妓さんと一緒に写真を撮ったりできます。私は最後まで残り、たくさん写真を撮ってしまいました。無遠慮なおじさん的行動ですね。お恥ずかしい。でも、今後のことなど、いくつかお尋ねしたいこともあったのです。劇場から2番めに近い家に住む住民を自認しているので、知っておきたいこともあるのであります。



 元和裁士の妻からは、着物は後ろ姿が大切だから、着物の時は必ず後ろ姿を撮るようにと毎度言われます。今回も失礼して後からパチリ。もっと近くで撮影するとアートな表現になりそうな気がしましたが、カメラマンでもない近所のおじさんが撮影するのは、このくらいの距離感が妥当かなと思いながらの1枚です。


 舞妓さんとスタッフの方、本日のオールキャストで1枚撮影させていただきました。私だけのためにお並びいただきました。はい、幸せです。秋田美人の園ですね。ぜひ皆様も劇場に足をお運びください。

 今後は舞妓さんも増える予定があり、見習いの方も何人かいらっしゃるとのことでした。今回は音楽は録音されたものでしたが、生演奏で舞を披露するような機会も、今後あるといいですね。仕事場に聞こえてくる、近くの高校のクラブの民謡の演奏と、舞妓さんの舞が、私の頭の中ではすでに共演しております。ますますの充実に、期待は大です。

 竿燈もあと1日ありますので、予約なしで見られるこの機会をお見逃しなく。午後1時半からと、午後3時からの2回公演です。



 ところで、実は私の仕事場には、あきた舞妓が千秋公園に来る前から公園に住んでいる、舞姫3名がおります。左から、さくらちゃん・つつじちゃん・あやめちゃんです。

 「千秋公園の不愉快な仲間たち」をテーマに、だいぶ前にキャラクター作りを行った時のメンバーの一員で、生みの親は教室の生徒さんの奥様です。仲間たちは総勢20名で、不愉快どころかみんな可愛いのですが、特にこの花の精たちはかわいらしいのです。版を製作してから長い時間が経つものの、今までデビューの機会がありませんでしたが、いよいよ製品デビューをさせるべく、準備中です。

 何よりも、あきた舞妓のますますの活躍を楽しみにしておりますが、当工房の舞姫たちの活躍にも期待しています。


2016年7月15日金曜日

散歩にて:ハスの花など


 千秋公園の鼓月池の蓮の花が、しばらく前からきれいに咲いています。朝の散歩の時は、本丸から二の丸に階段で降りてきて胡月池のところに出ると、朝日の逆光で花びらがきれいに見えます。



 望遠レンズで撮影すると良いかなと思い、少し重いカメラを持って散歩をしました。



 広小路のハスよりも、少し早めに咲くようです。心なしか、今年は花の色が鮮やかに感じられました。すでに花びらの落ちているものもありますが、これから咲くつぼみもたくさんあります。



 よく見ると、どの写真にもミツバチが写っています。公園のミツバチの巣には、ハスの花の蜂蜜が蓄えられるのかもしれませんね。



 本丸の池にはカモ。2羽のカモが同じ方を向いて並んでいて可愛らしかったのですが、カメラバッグからカメラを取り出す音で、1羽が泳ぎだしてしまいました。気温が上がる前の、木陰の池でのんびりしていた様子だったのに、悪いことをしました。



 あじさいもきれいです。花は見ていて飽きないですね。



 ハグロトンボです。ゆっくり飛んだり葉の上で休んだり。優雅な感じのするトンボですね。胴が金属的な緑色をしています。これはオスの色だそうです。

 小川などで、羽の色が違うけど雰囲気の似たトンボを見かけることがありますが、そちらはカワトンボのようです。ハグロトンボはカワトンボ科に属しているとのことで、似ているわけですね。

 夕方に外を歩いていると、セミの鳴き声が聞こえました。小さなセミの抜け殻もありました。今年は例年よりもあわただしく、何もできないうちに夏になってしまいました。

2016年7月7日木曜日

中国製八方ミシン


 仕事で中国に滞在することの多いお客様から譲り受けた、中国製の八方ミシンです。手回しでしか使うことのできない構造です。中国では、このミシンに三脚型の鉄の足を付けて、道端で靴修理を行っている人たちがいるそうです。

 初めて見るミシンで、構造のよくわからない部分もありましたが、このミシンの前に整備したドイツ八方と似通った部分があり、意外と手間取らずに整備できました。

 全体的に加工が荒い感じで、本当に縫えるのだろうかと思わせるところがありましたが、整備後は普通に縫えます。押えの歯がとても荒いのですが、用途によっては問題無いのでしょう。



 短いポスト型になっています。中国製の、型番も不明のごつい針が付属していました。ドイツ八方にはドイツ八方用の規格の針がありましたが、この中国製ミシンはDD×1を標準と考えて良いようです。



 このミシン、実は斜め型で普通に置くとポストも針も斜めになります。おそらく靴の修理などの時に何か意味があるのだと思いますが、私には違和感がありすぎました。

 台の無い本体だけだったので、木で台を作ることにして、台に角度を付けることによって、ミシンが真っ直ぐっぽく見えるようにしました。その分、フレームが斜めに傾いた感じですが、正面から見ると気になりません。

 雑な作りだけどちゃんと縫うことができる、ちょっとおもしろい感じのするミシンです。そのうち、使い道を考えてみます。


2016年7月4日月曜日

ドイツ八方ミシン


 何年か前に、譲り受けていたミシンですが、ボビンケースの不具合があり、適合するボビンも無く、また部品の欠損などもあって、動かないままになっていました。いろいろ検討したり調べたりしましたが、決め手に欠き長らく放置しておりました。

 それが思うところあって、何ヶ月か前に整備を試みました。ボビンを削って合わせたり、無い部品は他のもので代用してみたり、あるべき形がわからないところは勘で行った部分も多かったのですが、無事に縫うことができるようになりました。糸の締まりも良く、実用に耐えられる程度にはなったと思います。

 おそらく長期間動かず使われずにいたミシンだと思います。国内で稼働している同様のミシンは、現在はもうほとんど無いという話も聞きました。それを縫うことができる状態に整備できたのは、うれしくてちょっと自信になりました。

 手元に置いておきたかったのですが、前の所有者が使いたさそうな感じでしたので、その人に戻して差し上げました。高齢な靴の職人さんなので、師匠から譲られたというこのミシンを、職人人生の終盤で使うことができれば、きっと満足なのではないかと思います。


2016年6月21日火曜日

やっと使われて:舞妓さんの劇場に


 千秋公園の入口に位置する旧割烹 松下は、長らく使われることなく廃墟のような状態でしたが、最近ようやく使われ始めました。


 ずいぶん、小ぎれいになりました。看板は見当たらないようですが、先週の金曜日 6月17日に「あきた文化産業施設 松下」という施設として開業しました。

 秋田の川反という飲み屋街に昔実在した、川反芸者を元に、あきた舞妓という存在を近年創りだした女性がいて、そのあきた舞妓の拠点となる劇場と、カフェや日本酒バーを併設した複合施設としての開業です。

 リノベーションという最近よく目にする言葉で説明されていましたが、たぶん改装再利用ということなのでしょう。日本語で言ってくれたほうが、私にはわかりやすくてありがたいですね。



 我が家からは、最短距離のコースだと歩いて2〜3分のところにあります。舞妓劇場は予約が必要だというし、日本酒バーもそれほど興味がないので、まずは朝からやっているカフェに散歩のついでに寄ってみました。崩れかけていたところが、「松下茶寮」という名のカフェになり、すっかりきれいになっていて、近所に住む者としてもうれしいことです。

 営業時間は、朝7時から夕方6時まで。メニューは抹茶やラテ系などいくつかありましたが、その中で珈琲の 深煎り・中煎り・浅煎り の3種類を飲もうと思って、3回行ってきました。

 それぞれ、あっさりとした飲みやすい珈琲で、深煎りでも酸味が残っているくらいでした。フレンチローストと書かれていたような気がしますが、もっと浅い感じでしょうか。エスプレッソマシンもあるそうなので、わざと深煎りも浅めにしているのでしょうかね。

 量はたっぷりで1杯500円ですが、散歩のついでに飲むには少々値段が高めですね。私にとっては、しょっちゅう利用できる値段ではありません。でも、他のお客さんがいなくて一人だけで珈琲を飲んでいると、公園を独り占めしてくつろいでいるような、とても贅沢をしているような気分になって、気持ちよかったです。ガラス越しに見る公園は、ちょっと違う場所のように感じられました。おすすめです。平日の朝が狙い目だと思います。

 ただ、残念なのはコーヒー豆の仕入先は東京の業者さんとのことでした。運営会社が公開している公式サイトを拝見すると、秋田の魅力を紹介するのが事業の根本にあるようで、日本酒バーでは、秋田県内の全酒蔵の酒を扱っているそうです。珈琲でも事業の筋を通して、秋田の珈琲屋さんの豆を使って欲しかったですね。




 旧割烹 松下の建物は、細長く奥行きがあるのですが、今回秋田舞妓の劇場として使うのは、手前の玄関側の半分だけのようです。上の画像が奥半分といった建物なのですが、こちらは別の施設になるそうです。

 こちらの建物は屋根の葺き替えがまだなので 、開業までには葺き替えるか、せめて清掃を行なって欲しいですね。上から見ると、屋根がいまひとつ美しくないのが、何年も気になっています。

 塀の中を覗いてみると、庭になっていて池がありました。池にはモリアオガエルの卵がたくさんあって驚きました。小学生の野外観察授業にでも使わせてあげたいなと思いました。

 ついでにですが、画像に写っている電柱が邪魔ですね。公園内の電線は、全て地中に埋設して欲しいです。城跡公園の責務ですね。それと、進入禁止の看板も、もうすこし風情の感じられるデザインのものに変更して欲しいですね。

 もうひとつついでに、今の季節は良いのですが、冬季になるとこの施設まで登って来る坂は、人も車も通るのが大変になりますので、少々心配です。ぜひ融雪設備を導入して欲しいですね。



 カフェの前にひっそりと生えていたキノコです。名前はわからないけど、ちょっとかわいらしい。


2016年6月15日水曜日

JANOME 680 膝上げ装置


 1/10に母が病気で入院して、5月に退院しました。30年ぶりに親との同居も始まりました。その間、このブログを放置しておりました。最近になって久しぶりに書いてみようと思ったものの、間があくと書くのが億劫になっていて、何を書けばいいのかもピンと来るものがありません。けっきょく、気を使わずに書くことのできる、ミシンの話で行くことにしました。


 私のお気に入りの家庭用ミシン JANOME680 です。1970年製のミシンです。プーリーに手を掛けた状態で、押さえを上げることができるレバーを取り付けていました。一応機能はしますし取り付けた当初はおもしろかったのですが、時間が経つとその不格好なことも気になり、操作性にも不満が出てきて、改良したいと思っていました。

  職業用や工業用ミシンのように、膝上げで押えを操作することができるようにしたいと考えていたのですが、なかなか妙案が思い浮かびませんでした。それが、ある日ある時ピンときて、膝上げ装置を付けることにしました。
 

 取り付けていたレバーをそのまま使い、加工を施してステンレスワイヤーを引っ掛けました。このワイヤーは天板の革ベルトを通す穴を通り、脚のベルト車に掛けて脚の前方に引き出します。

 ステンレスワイヤーは、ピクチャーレール用の組製品を使ったので、ワイヤーの質もちょうど良く、長さの調節も簡単です。


 ベルト車を経由して脚の前方に引き出したワイヤーは、天板の下側に固定された膝上げ装置のフックに掛けられていて、膝上げ装置を操作するとワイヤーが引っ張られて、ミシンの押さえが上がり下がりする仕組みです。

 ミシン本体には膝上げの機構が組み込まれていないために、通常の押え上げレバーに直接連動させているので、膝で上げ過ぎると押さえが上がりきって固定されてしまいます。でも、膝上げ装置のストッパーで動きを制限できるので、押さえの上がり過ぎを防止して快適に使うことができます。



 全体像はこのような感じです。後付けしたレバーの不格好さも無くなり、スッキリしました。天板は広く平らな物を自作し、足踏みペダルははずして、モーターのフットコントローラーを使いやすくしてあります。モーターは一般的なミシン用小形モーターですが、消し忘れ防止のためにランプ付きの電源スイッチも取り付けてあります。

 膝上げ装置も使うことができるようになり、ようやく納得の1台になりました。膝上げ装置を使うことのできる JANOME680 は、きっとこの1台だけ。満足です!

 古い家庭用ミシンの他の機種でも、 この方法の応用で膝上げを利用できるようにすることができるかもしれませんね。



2016年1月7日木曜日

サイトの表紙:2016-01


 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。年が明けて、早くも1週間ですが、今年も瞬く間に時間が過ぎていきそうです。

 新年のサイトの表紙には、革の人形の画像を使いました。サルとなんだか怪しい奴らの人形です。自分で作る時間が無かったので、昨年に引き続き、高2の息子に「何か作っておいて」と丸投げしたものです。仕上がりを見ると、妥協した感がありありと出ているところもあるのですが、文句は言えません。数センチの大きさでかわいらしいのと、わけのわからない感が良いかなと思い採用となりました。

 昨年は干支の表紙を長々と放置してしまいましたので、今年は、早めに通常のカービングの表紙に切り替えたいと思っておりますが、どうなりますことか。

 昨年12月の記事でも紹介しましたが、久しぶりにサイトにページを書き加えました。「昭和ミシンのすすめ」というミシンについてのページです。実際に昭和のミシンに触れると、多くの人はとても楽しげな反応を見せてくださいます。記事だけでは伝わらないかもしれませんが、なかなかおもしろい昭和の家庭用ミシンの世界がありますのでご覧ください。

 やはり昨年の事になりますが、私のサイト中の目立たないページについて連絡をいただきました。ミニバスケットボールの国際的なルールと日本国内のルールの違いなどを考察したページが、実はサイトの片隅にあるのですが、そのページを読んでくださった、とある県のバスケットボールの関係者から、指導者向けの講習でページを使いたいという内容の連絡でした。もちろん、私のような素人が書いたページで良いのでしたらということで、利用していただきました。

 ミニバスケットボールについて書いたページは、かなりの時間を掛けてまとめたものでしたが、私が一人勝手に調べて考察しただけのもので、自分を納得させるために書いたようなページでした。自分以外の何者にもプラスにならないページだと思っていたので、そのページを見てくださって、専門的な講習に使っていただくことができたことは、私の中では一つの結果につながったと言いますか、ある意味でこのページも完結できたなという実感を得ることができて、たいへんありがたいことでした。

 素人の私が言うのもなんですが、バスケの世界は相当遅れておりまして、年齢層の広い全てのカテゴリーの運営を立て直し、世界標準に追いつくのは、並大抵のことをしていては難しいと思われます。

 特に、ミニバスケットボールは、長年に渡り世界の標準ルールも採用せず、また少子化問題が大きく影響する団体競技であるにも関わらず、根本的な少子化対策やクラブチームへの移行も怠ってきました。世の現実からは考えられないことですが、いまだに制度として単独校を基本としています。「昭和ミシン」と違い価値は無いと思いますが、「昭和バスケ」のままなのです。

 対策や改革を怠ってきたツケを払うのは、容易なことではないと思うのですが、それこそ瞬く間に過ぎてしまう一度限りの時間を過ごしている子どもたちのために、組織の側に生まれ変わっていただきたいですね。

 おそらく、今あるミニバス連盟を解体して、バスケ協会内部のU12-ミニバス部会としてやり直さないと、改革は無理だと思います。それがバスケ協会にできるかどうか・・・。期待したいところですが・・・。

 新年はじめての記事で、専門分野外のことに脱線してしまいましたが、今年は文章の書き方を少し変えて、このブログの記事を更新していくつもりですので、ときどきのぞいてみてください。